防水工事のDIYはしないほうがいい理由
数年前からDIYに注目が集まっていますがDIYは安く自分の好きな物が作れる、コストを抑えた工事ができるという大きな魅力があります。もしかすると自身で防水工事をしようとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、防水工事のDIYはオススメできません。
今回はなぜDIYをしてはいけないのか説明していきたいと思います。
理由1 防水工事は高度な専門知識が必要だから
前の記事でお話した通り防水工事は防水工事業者の中でも工法によって細分化されているほど専門性の高い分野です。また下地の状態、防水層の状態を見て工法の選択、材料選びなどさまざまな条件の中でベストを選択するのは知識と経験がないとできません。
理由2 雨漏りを発生させるリスクが高いから
知識がない中で適当に工事をするとその時は綺麗に見えても後に防水層の膨れ、ひび割れ(破断)、剥がれる(剥離)などが発生することがあります。そうした不良部から結果として雨漏りにつながるリスクも伴います。
理由3 家の保証が受けられなくなる可能性があるから
自身で防水工事をして雨漏りが発生した場合に建物自体の保証であったり、防水工事業者の保証が受けられなくなるということにもなりかねません。
防水工事はDIYではなく専門業者に依頼しましょう
私自身がこれまでに他業者や知識のない方がDIYで行った工事の手直しを数多く行ってきました。DIYで工事をした後に手に負えなくなり防水工事業者に依頼すると余計な費用が掛かってしまうこともあります。定期的に専門家の確かな診断、正しい施工を依頼することが建物を水から守り、安心してより長く快適に生活でき、建物の寿命を延ばすことに繋がります。